北京
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中国の西北地区で最も海抜の高い所に位置する風力発電所、ウルグチャト風力発電所の最初のユニットが本日(3日)、新疆ウイグル自治区クズルス・キルギス自治州で正式に稼働を開始しました。これは、中国が海抜の高い地域での風力エネルギー開発で重要な進展を遂げたことを示しています。
ウルグチャト風力発電所はパミール高原に位置し、風車は海抜2800メートルから3300メートルの間に設置されています。最初に稼働するユニットは風車20台で、プロジェクト全体では38台の風車が設置され、総設備容量は20万キロワットに達します。
国家エネルギー集団のロンユアン電力新疆支社の張石剛会長は、「このプロジェクトは新疆ウイグル自治区南部地域では初の風力発電プロジェクトであり、風力発電が行われていなかったこの地域の歴史に幕を下ろすものだ。年末までにすべてのユニットが稼働すれば、年間約5億4000万キロワット時の電力を生成し、地域の30万世帯の1年分の電力需要をまかなうことができる」と述べました。
このプロジェクトは同等の発電能力を持つ火力発電プロジェクトと比較して、年間で標準炭にして16万4800トンを節約し、約65万4100トンの節水が可能です。(MOKU、坂下)
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