冬季五輪チャンピオンの谷愛凌さんがパリ五輪の市民マラソンに参加

2024-08-02 13:48:30  CRI

第75回カンヌ国際映画祭に姿を現した谷愛凌さん

 2022年の北京冬季オリンピックで金メダル2個、銀メダル1個の成績を収めた谷愛凌さんがこのほどパリで、パリ五輪市民マラソンに出場すると表明し、しかもフルマラソンを走ることを明らかにしました。

 谷さんはパリ五輪の「中国の家」で行われたイベントに出席して、「私がパリに来たのはオリンピックの観客としてだけではなく、競技に参加するためです。オリンピックで人生初のマラソンを走り抜きたい」と語りました。

 開催中のパリオリンピックでは新たな試みとして市民マラソンが併催され、数万人の大衆選手が五輪選手と同じコースを走るって自らの「五輪の夢」を実現します。市民マラソンにはフルマラソンコースと10キロコースが設けられています。

 谷さんは、「一般人もオリンピックに参加できるというアイデアはとても素晴らしい。人々のスポーツへの情熱を大きくかきたてるだろう。私がマラソンに参加することを決めたのは完全に、マラソンを熱愛しているからだ。冬季種目の選手が夏のスポーツに参加するのはどんな感じかを体験したい。より多くの人とオリンピック精神を共有したい」と話しました。

 谷さんはまた、「マラソンに参加した経験もなく、専門のコーチの指導もなく、トレーニングさえほとんどしていないので、できるだけ走ってレースを楽しむことが目標だ」と説明しました。

 谷さんはパリに来てからはとても忙しく、オリンピックの試合を見るだけでなく、さまざまなイベントに出席しなければならず、夜の時間を割いてのランニングしかできていない。谷さんは練習について、「走り終わったら夜の11時過ぎになることもあり、とても疲れる。母が付き添っているので、心強い。母は自転車に乗って、私は走る。走りながら街の様子を見て、とてもロマンチックだと思える。最後の2週間の練習時間を大切にして、ベストの状態でオリンピックのマラソン競技場に出られるように努力する」と話しました。

 谷さんは2003年生まれで、3歳の時に母親の指導でスキーの練習を始めました。2022年2月の北京冬季五輪で、谷愛凌はフリースタイルスキーのビッグエアとフリースタイルスキーのUコーススキル種目で金メダル2個、フリースタイルスキーのスロープスタイル種目で銀メダル1個を獲得しました。(非、鈴木)

 


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