卓球の王楚欽選手の敗戦 ラケットとの関係の有無が話題に

2024-08-02 13:52:53  CRI

パリオリンピックで試合中の王楚欽選手

 パリオリンピックの卓球男子シングルス1/16決勝が7月31日に行われ、世界ランキング1位の王楚欽選手はスウェーデンのモーレゴード選手に2対4で敗れ、世間を驚かせました。前日に行われた混合ダブルス決勝の後、王楚欽選手のラケットがカメラマンに踏まれたことが敗戦の原因ではないかと話題になりました。王選手は試合後、敗戦は予備ラケットを使用したこととは関係なく、自分のプレイがうまくいかなかったのが原因だと示しました。しかし、中国卓球界の大魔王とも呼ばれた張怡寧はかつて、インタビューで、「予備のラケットを使うのは、まるで義足で試合に臨んでいるようなものだ」と述べています。

 モーレゴード選手に敗れた後、「ラケットが壊れた後、昨晩はどうやって自分のメンタルを調整したのか」という記者からの質問に対して、王選手は「(ラケットが壊された時)心理的に影響があったのは確かだが、今日負けた理由はラケットを変えたからではなく、やはり自分自身に多くの問題があり、多くのミスを犯したことが今日の敗戦を招いたと思う」と語りました。

 2008年の北京オリンピックの際、張怡寧選手はシンガポールの馮天薇選手と対戦した際、予期せぬ状況で、予備ラケットで試合をせざるを得なくなり、辛うじて勝利したものの、試合後に「予備ラケットに貼ったラバーは普段使うものと違いすぎる!義足で試合に臨んでいるようなものだ」と答えました。

 これに対し、ネットユーザーは「あの時、張怡寧選手は事前に準備していなかった。それ以来、卓球のナショナルチームではこのような状況を避けるため、選手は普段から何本もの予備ラケットをローテーションして使っている。何人もの選手が試合前に、影響はあるに違いないが、それほど大きくはないと言っていた。8回勝ち上がって4回負けたとしても許されるだろう」との声が上がっています。

 しかし、あるネットユーザーは、「ラケットは同じだが、なじんでいないだけで、狙撃手が狙撃銃を使うのと同じことだ。新しい銃は同じモデルのものであっても、使い慣れた銃のように正確には撃てないだろう。ましてや、トップの選手ほど影響が大きいに違いない」と分析しています。(藍、坂下)

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