「ウィッグ経済」が活発 販売量急増 20万円以上のものも

　ここ数年、電子商取引やソーシャルメディアの後押しによって、さまざまなウィッグが国内外市場で販売量を急速に伸ばし、巨大な消費市場を形成しています。

　価格は安いものと高いものの差が大きく、化学繊維を原料とするものの価格は数百元（約2000～2万円）ですが、人毛を原材料とするものの価格は2000元（約4万2000円）を超えることが多く、一部のロングウィッグは1万元（約21万円）を超えています。今年に入ってから、低価格の化学繊維を素材とするウィッグでも、高価格の人毛ウィッグでも、販売量は一定の伸びを見せています。

 売れているウィッグはさまざま

　中国中部に位置する河南省許昌で桂工場を経営する関係者によりますと、今年は各販売指標が上昇し、海外部分のオンラインとTo C（小売）部分は、伸び率が20～30％に上ったということです。

　ウィッグは植毛などに比べれば低コストで手入れが簡単で、イメージ改善のツールとしてますます注目されています。ウィッグの需要量はここ数年上昇を続け、多くの企業に新たなチャンスをもたらしているとされています。（藍、野谷）