北京
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中国では新学年が9月に始まります。民政職業大学は中国で初めて、婚姻サービスと管理を専攻する学部課程を設けて新入生を募集しました。
婚姻サービスと管理を専攻する学生は主に管理学、社会学、婚姻家庭文化論、家庭倫理学、婚姻産業経済と管理、婚姻サービスとニューメディアなどを学びます。教育目的は、ブライダル業界の発展の最前線に焦点を絞って、優れた家庭文化の伝承や、結婚の風俗習慣の改革推進に役立つ専門知識や研究能力を持つ若者を育成し、結婚登録管理、結婚と家庭の指導、結婚式の企画、結婚仲介や結婚と恋愛に関係する商品の企画開発などの技能を身につけさせることです。
民政職業大学の趙紅崗副学長は、「結婚サービス管理専攻課程では今年、全国12の省で70人の学部新入生を募集した。目的は、結婚の全過程についてのサービスに従事する能力を備えた、レベルの高い革新的な人材を育成することだ」と紹介しました。学生は卒業後、業界団体や結婚仲介機関、結婚式サービス会社、結婚家庭相談所に就職することを期待できます。
婚姻サービスと管理を専攻する学生の教育には従来型の講義のほかに、業界のベテランと大学の教師が共同で大学生を育成する方式を取り入れました。大学側は大学生に結婚登録機関での実習の機会を与えるほか、大学構内にも結婚登録や結婚式などについての多くの練習場を設置しました。結婚式の企画に関する授業は模擬結婚式会場で行われ、学生がさまざまなスタイルの結婚式を企画して演出することができます。
20年以上の経歴を持つブライダルプランナーの夏萍さんは職業の特徴について、「ウェディングドレス、メイクの選択からホテルでの披露宴会場、結婚式の流れなど、新郎新婦の個性的な要求を満たす必要がある」と説明しました。
夏萍さんが最近企画した集団結婚式
1980年代生まれの夏萍さんはブライダルプランナー歴が25年で、ホテルで行う結婚式や芝生で行う結婚式、旅行結婚式など累計3000組以上の結婚式を企画してきました。夏萍さんは、仕事を通じてすべての家庭の幸せを感じてきたとのことです。夏さんは入社1年目に担当した女性のことを今も覚えています。それから25年が経ち、この女性にはすでに孫がいます。新人時代の夏さんは、この女性の結婚写真と結婚式の全てを担当しました。この女性の娘はごく最近になり結婚しましたが、やはり夏さんが担当しました。夏さんは世代から次の世代へと幸せが受け継がれていくのを見て、「ブライダルプランナーはやりがいのある仕事です」と感慨深げに語りました。(藍、鈴木)
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