北京
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中国鉄路上海局集団によりますと、初の試験運行列車G55701が中国東部浙江省杭州市の桐廬東駅を30日午前8時3分に出発し、新設の杭州と温州を結ぶ高速鉄道(杭温高速鉄道)路線を温州北駅方面へ走り、列車ダイヤのパラメーターテストを行いました。これにより、杭温高速鉄道の建設は試験運行段階に入り、全線開業へカウントダウンに入りました。
杭温高速鉄道は、杭州市の桐廬東駅を北の起点とし、金華市、台州市を経由して温州市の温州北駅に到着後、在来線の甬台温鉄道を利用して温州南駅に至ります。新設された本線の長さは260キロ、設計最高速度は時速350キロで、計9駅が設けられます。
試験運行では主に、列車ダイヤのパラメーターテスト、故障シミュレーション、緊急救援訓練、ダイヤに沿った走行試験などが実施され、路線の正式な営業状態をシミュレーションし、高速鉄道の輸送組織、列車の発着、運行密度、設備状態などについて全面的な「実戦」検査を行い、正式開業に向けて科学的根拠を提供し、8月末に開業条件が整う見込みです。
杭温高速鉄道は、桐廬東駅で合肥と杭州を結ぶ合杭高速鉄道と、義烏駅で上海と昆明を結ぶ滬昆高速鉄道と、温州北駅で杭州と深センを結ぶ鉄道とそれぞれ連結する、長江デルタ都市間鉄道網の重要な構成部分です。その開業は、浙江省の「1時間交通圏」の構築に重要な意義があります。(ZHL、柳川)
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