北京
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23/19
外交部の林剣報道官は30日の定例記者会見で、米国の核戦力などで日本を守る「拡大抑止」を強化する日米の動きに対して、「日米に冷戦思考を捨てるよう忠告する」と応じました。
伝えられるところによると、日米両国の外務・防衛閣僚協議、いわゆる「2プラス2」が28日に東京で行われ、会合後に発表された共同声明では、中国が核兵器の保有数を急速に拡大し続けていることに懸念を表明しました。双方は同時に拡大抑止に関する初の日米閣僚会合も開催し、双方が米国の「核の傘」を共有することの重要性を国際社会に示しました。オースティン米国防長官は、「拡大抑止」は日米同盟の核心であると強調しました。
林報道官は、「中国はこれに関する報道に留意しており、これに強い関心を持っている」とした上で、「中国は核兵器の先制不使用という政策を固く守り通しており、自衛と防御目的に徹した核戦略を守り、自国の核戦力を終始国家の安全保障上の必要最低限のレベルに維持し、いかなる国とも軍拡競争を行わないことを堅持している。いかなる国も中国に対して核兵器を使用したり、使用すると脅したりしない限り、中国の核兵器の脅威を受けることはない」と強調しました。
林報道官はまた、「日米に冷戦思考を捨て、国家および集団的な安全保障政策における核兵器の役割を適切に縮小し、実際の行動で戦略的安定性を促進し、地域の平和と安全保障を守るよう勧める」と述べました。さらに、「日本に対し、戦略的安全保障政策を自省し、核兵器不拡散条約に規定された非核保有国の義務を適切に履行し、非核三原則の約束を遵守し、いかなる形でも核兵器を求めないように促す」と語りました。(Yan、坂下)
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