<パリ五輪>五輪初出場の中国選手・崔宸曦 スケボー女子ストリート決勝で4位

2024-07-30 14:24:36  CRI

 14歳の若さで五輪初出場を果たしたスケートボード中国代表の崔宸曦は28日、パリ五輪女子ストリート決勝で4位に入賞し、同種目において中国五輪史上最高成績を記録しました。

 予選では、自由演技「ラン」2本ともミスを見せなかった崔は、一発技を競う「ベストトリック」4本目で「キックフリップに50-50(フィフティー・フィフティー)グラインド」を見事に完成させ、89.22点というグループ内の最高得点をゲットしました。これは、全試合における2番目の高得点でした。


競技中の崔宸曦

 パリ五輪スケートボード・ストリートの国際審査員を務める田軍氏は、崔の演技について「前向きで転ぶことも恐れない大胆さがあり、パワフルでスピーディー」と絶賛しました。

 「前向きで転ぶことも恐れない大胆さ」というのは、崔の幼少期の経験と関係しているのかもしれません。父親の影響で、崔は3歳からローラースケートなどを始め、10歳の時にスケボーデビューしました。父親の話によると、崔が初めてスケートボードに乗った時、とても親しみを感じたと言ったそうです。

 2021年4月、わずか1年のアマチュア・トレーニングしか受けていなかった崔は、中国スケートボードクラシックにおいてプロ女子の部で準優勝し、その天才ぶりを見せました。2022年、山東省スポーツ大会で3位に入賞したのをきっかけに、プロのトレーニングを受け始めました。昨年の杭州アジア大会スケートボード女子ストリートの決勝では、13歳の崔が金メダルを獲得し、中国のアジア大会史上、最年少の個人種目優勝者となりました。

 崔は「父と母には、リラックスして楽しんで来なさいと言われた。その言葉を思い出したら緊張感がなくなった」と話しました。

 崔はこのような優れたマインドセットで試合に臨んだことで、プレッシャーに耐えながら、最後までやり遂げられました。 試合後、崔は「自分自身を乗り越えた」と話しました。(ミン・イヒョウ、野谷)

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