北京
PM2.577
23/19
北京放送リスナー歴40年の杁本直正さん(63歳、愛知県岩倉市、アマチュア無線家)が岐阜県各務原市で切り紙展を開催し、当放送局からのベリカード(受信確認書)、切り紙、ペナントなど約1500点が展示されました。杁本さんにとって、今年は19回目の切り紙展の開催となりました。
切り紙展が20日から28日まで岐阜県各務原市立中央図書館で開催されました。杁本さんは40年にわたる交流を通して集めたベリカード(受信確認書)、切り紙、ペナントなど3000点のうち、約1500点を展示し、開催に寄せる思いについて、「切り紙の美しさをもっと多くの人と分かち合いたいです」と語りました。
展示品の中には、同じく北京放送リスナーで、1950年代からラジオを聴き始めた岐阜県美濃加茂市在住の岩田博さん(90歳)の寄贈品も含まれています。岩田さんはこれまでを振り返り、「日中関係には“以民促官(民をもって官をうながす)”の時期がありました。現在は再び、民間交流の真価が試されている時期です」と語り、杁本さんの切り紙展には大きな価値があると声援を送りました。
美濃加茂市 岩田博さん(90歳、リスナー暦70年)からの寄贈品
展示期間中には、「岐阜新聞」「中日新聞」「朝日新聞」などの記事を見て訪れた地元の人だけでなく、滋賀県や静岡県から応援にきた常連客もおり、また、切り紙の美しさに魅了されたと語る小中学生の来場者もいました。
寄せられた感想の中には、切り紙展を開催し続けることの意義について、次のようなメールもありました。
「中国のイメージがテレビだと強硬な姿ばかりが印象的でしたが、杁本様の今回の展示のご情報やお言葉に触れる中で、私の中国への印象も変化しております。杁本様の持つ40年前の北京ラジオの電波から始まった交流や関係に、改めて“発信すること・交流すること”の根本を考えさせられました(一部略)」
来場者の一部①各務原市の切り紙サークル関係者・福井さん②愛知県一宮市・甲賀さん③滋賀県甲賀市・山田隆さん④静岡県富士市・皆野川和恵さん
杁本さんは「今年も大勢の方々のあつい応援もあり、無事開催できました。暑い中、見に来てくださった方々にありがとうございます」と語り、来年の開催への意欲を示しました。
(文責:王小燕 校正:鳴海)
KANKAN特集