北京
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中国南部の広東省広州市在住の男性王成さん(53歳)は毎日スイカを5キロ大食いし、数日後に頭痛となり、帯状疱疹(ほうしん)にかかったことが確認されました。
王さんには糖尿病と高血圧の持病があります。甘いものが好きな王さんは夏になると、飲料を飲むだけでなく、冷やしたスイカも気にせず食べています。王さんは、「10キロのスイカ1個ならば、最長2日間で完食できる。7月初めには少なくともスイカ25キロを食べてしまった」と当時の様子を振り返って話しました。
王さんは先日、突然頭痛を覚えましたが、持病の高血圧なのではないかと思い、油断しました。その後、王さんは左目を見開くことが難しくなり、1ミリほどしか開けなくなりました。そこで、王さんは広東省三九脳科病院(脳科学や関連疾病の治療病院)頭痛専門外来へ治療を受けるため訪れました。
王さんの症状から、同病院神経内科2科の鐘水生主任は、頭痛が帯状疱疹による神経痛であると判断しました。診査を受けた結果、王さんは入院時に血糖値28mmol/Lという高い数値でした。入院した翌日、王さんは額の左側と目の周辺に集中的な水疱(すいほう)ができ、頭痛の原因は帯状疱疹による神経痛であることが確認されました。
鐘主任は、「帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスにより引き起こされたものだ。ウイルスは人間の体内に長期間潜伏することができ、免疫力が低下した時に発症しやすい」と説明しました。また糖尿病は代謝異常を引き起こしやすいため、糖尿病患者は帯状疱疹ウイルスに感染するリスクが高いと見られています。さらに、患者は最近スイカを食べ過ぎ、血糖値が高くなることにより免疫機能が低下し、帯状疱疹ウイルスに感染しました。糖尿病による合併症のため、王さんは入院して治療を継続して受ける必要があります。
ネットユーザーからは「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」「どんなことでも一定の限度を過ぎると、体に負担になる」「すごい。1年間でもそんなにたくさんのスイカを食べることはできない」などのコメントが寄せられています。(殷、榊原)
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