バヌアツのサルワイ首相「中国の経験を学ぶことは非常に重要」

　太平洋南西部に位置するバヌアツのシャルロット・サルワイ首相が5年ぶりに訪中し、期間中、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の単独インタビューに応じました。

　サルワイ首相は「今回は私にとって2回目の訪中だが、中国で起きた大きな変化、特にイノベーションはいつも私に深い印象を残している。中国が収めた成果に、私は深く感動した。特にインフラ建設と自然保護、環境保護を結びつけているという面では、非常に感動した。気候変動に、生態系を維持することで対処しようというのは一種の挑戦だ。だから、バヌアツのような小さな国にとって、この分野の経験を学ぶことは非常に重要だ」と述べました。

　サルワイ首相はさらに、「バヌアツを後発開発途上国から発展途上国に変えることは、私たちにとって非常にチャレンジングなことだ。私たちは中国にとても感謝している。中国はバヌアツの島々の埠頭(ふとう)や道路の建設を手伝ってくれただけでなく、災害時には支援し、学校や地域社会への医療支援もしてくれた。バヌアツと中国は発展協力パートナーであり、中国が必要とするときにはわれわれもお返しをする。中国は偉大な国だが、バヌアツのような小さな開発途上の島しょ国を友人、さらには兄弟として扱ってくれている」と感謝の意を表明しました。（SUI、坂下）