北京
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応急管理部の中国地震局が行った記者会見によると、2018年に着手した国家地震早期警戒プロジェクトが25日、順調に竣工検査を通過しました。これは中国が世界最大規模の地震早期警戒ネットワークを構築したことを意味します。
発表された内容によると、国家地震早期警戒プロジェクトは観測所での観測、データ処理、緊急地震情報サービス、通信ネットワーク、技術サポートと保障の五大技術システムにより構築されています。華北、東南部沿海地域、南北地震帯、新疆天山山脈中部、チベットラサ周辺など五つの重点警報区について秒レベルの地震警報発令能力を有し、全国では分レベルの震度速報能力を有する、世界最大規模の地震早期警戒網を構築しました。
応急管理部中国地震局観測予報司の王行舟司長は「これは複雑な高速集積システムで、33の早期警戒センター、2万カ所近い異なるタイプの観測点と独自に開発した完全自動化処理システム一式が含まれる」と説明しました。
応急管理部中国地震局の陰朝民副局長は「プロジェクトが竣工検査を通過したことは、このプロジェクトが構築段階から全面的な運用段階に移行したことを示しており、社会全体に地震警報と震度速報情報サービスを正式に提供することになる」と述べました。(SUI、坂下)
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