王外交部長 インドのジャイシャンカル外相と会談

　王毅外交部長は現地時間25日、ラオスの首都ビエンチャンで、インドのジャイシャンカル外相と会談しました。

　王部長は、「当面の複雑な国際情勢と厳しいグローバルな挑戦に直面して、双方は歴史、人民、世界に責任を持つ姿勢で、矛盾、食い違い、摩擦を超えた理性により、中印関係の改善と安定した持続可能な発展の実現を推進しなければならない」と述べました。

　また、「中印関係には二国間の枠を超えた重要な影響がある。双方が向かい合って行動し、隣接する二つの大国が正しく付き合う道を積極的に模索し、各界が互いに対するプラス認識を確立するよう導きたい」と述べ、「中印関係が再び正しい軌道に戻ることは双方の利益に合致し、『グローバルサウス』諸国の共通の期待でもある」と強調しました。

　ジャイシャンカル外相は、「印中の利益は広く融合する一方、国境問題がもたらす暗い影にも直面しているが、インドは歴史的視点、戦略的思考、開放的態度で、相違点の解決策を探し、2国間関係が積極的で建設的な軌道に戻ることを推進したい」と述べました。

　双方は国境地帯の平和と安定の維持に共同で取り組み、国境問題をめぐる協議の新たな進展を推進することで合意しました。（閣、榊原）