北京
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中国東部の安徽省合肥市にあるミルクティー専門店がこのほど、煮詰め作業を行う40代から50代の女性を募集し、ネットユーザーから称賛の声が上がっています。創業者の韓さんは、「1店舗に3、4名を募集する予定。応募者の多くは子育て祖母と子育てママだ」と応じました。
募集要項によれば、煮詰め作業は月給3000~4000元(約6万4000~8万5000円)、年齢は40~55歳で、担当業務は芋ようかんや餅の製造、果物の洗浄、各種団子の手作りなどで、料理のできる方が優先です。作業時間は午前9時から午後3時まで、アルバイトも可能となっています。
中国のミルクティー専門店で働く女性
韓さんはこうした募集方法について、自分の家族の女性が就職で苦労していることから思いついたと話しています。
韓さんの母、妻、姉は毎週子どもの学校への送り迎えをしなければなりませんが、毎日の午前9時から午後3時までは比較的時間が空いているため、家庭の経済的負担を分担しようと仕事を探しました。しかし、ほとんどは年齢が35歳以下、勤務時間が8時間で、年齢的にも時間的にも合いません。
そこで、韓さんは自分が経営するミルクティー専門店で子育て中の女性を応援し、仕事の機会を与えようと考えました。煮詰め作業は勤務時間が比較的柔軟なため、1日2、3時間の勤務でも可能です。毎週6日間勤務、1日休みの月給制で、時給制でフレキシブルな勤務も可能です。
韓さんの専門店では1店舗当たり3、4人を募集しており、そのうちの1店舗では既に3人を採用しました。韓さんによれば、応募者の多くは子育て中のママと祖母で、公的機関を退職した女性もいます。
韓さんは、「ミルクティー専門店の店舗数はまだ少ないが、ずっとこのやり方を続けていく。いつか、事業が広がっていけば、より多くの高齢の女性に働き先を提供し、企業としての社会的責任を果たすことができるように努めていきたい」と語っています。(殷、坂下)
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