北京
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中国の傅聡国連常駐代表は現地時間25日、安全保障理事会でのウクライナへの武器提供問題審議の際に発言し、「中国はロシアとウクライナ紛争の当事者双方が引き続き政治的意思を示し、互いに向き合って歩み寄り、早期に和平交渉を開始することを期待している」と述べました。
傅代表はその中で、「武器・弾薬が戦場に流入し続けることは、危機の悪化をより深刻化させ、平和的な終戦の希望をさらに薄くするだけで、地域の平和と安定に深刻かつ広範なネガティブな影響をもたらすだろう」と強調した上で、「早期に停戦して戦争を終わらせ、政治的解決を模索することが最も各方面の利益に合致する。中国はウクライナ危機を引き起こした仕掛け人でもなく、紛争の当事者でもない。ウクライナ問題における中国の立場は一貫しており、明確であって、それは和解を呼びかけ、話し合いを促し、政治的に解決することである」と指摘しました。さらに、米国代表の発言について傅代表は、「米国は中国を中傷し、虚偽の物語を作り出そうとたくらみ、国際社会を間違った方向へ導いて、ウクライナ問題の責任を中国に押しつけようとしているが、中国はこれを決して受け入れない。中国企業は世界貿易のルールと市場ルールに基づいて、ロシアとウクライナを含む世界各国と正常な経済貿易協力を展開しているが、これは合理的なことであり、非難する余地はない」と強調しました。(非、坂下)
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