北京
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23/19
国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(ユニセフ)、世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)は24日、共同で報告書「2024世界食糧安全保障と栄養状況」を発表しました。データによりますと、世界の飢餓水準は3年連続で高止まりしており、2023年には世界で7億1300万人から7億5700万人が飢餓に直面し、2019年より約1億5200万人増加しました。これは世界で11人に1人が飢餓に直面していることに相当します。
報告書は、「紛争、気候変動、景気後退など不利な要因の総合的な作用の下、世界の食糧不安と栄養不良の状況が悪化し続けている」と指摘し、「世界的な飢餓撲滅のペースは前進せず後退し、食料不足のレベルは15年後退して2008~2009年レベルにある。現在の状况を放置すれば、2030年までに約5億8200万人が長期的な食料不足に陥り、うち半数はアフリカ地域となる。飢餓ゼロという持続可能な開発目標の達成には厳しい課題となっている」との見解を示しました。(非、榊原)
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