北京
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パレスチナ14派閥は23日、3日間の内部和解対話を通じて、北京で「分裂の終結とパレスチナ民族団結の強化に関する北京宣言」に署名した。宣言はパレスチナ解放機構(PLO)がパレスチナ人民の唯一の合法的な代表であることを明確にするとともに、ガザでの戦闘終結後の統治、臨時民族和解政府の樹立をめぐって合意に達した。
これは決して容易ではない大きな和解であり、中東の平和を実現する重要な一歩であって、いやというほどの苦難に苦しんできたパレスチナ人民に希望と未来をもたらすものだ。今回、パレスチナ各派が国連の関連決議に基づいて、エルサレムを首都とするパレスチナの真の独立国家の樹立を呼びかけたことは、中国の仲介の下で、パレスチナのすべての派閥が理性的な立場をとったことを示している。
では、パレスチナ各派はなぜ、北京で和解に達することができたのか。これは中国がパレスチナ問題において、常に私利私欲を持たず、常に平和と人類の良心の側に立ってきたからである。昨年10月に新たなパレスチナ・イスラエル紛争が勃発して以来、中国の習近平国家主席は中国の立場と主張を繰り返し詳しく説明し、紛争の拡大を防ぐために戦闘の停止と即時停戦を呼びかけ、根本的な打開策は「2国家解決案」を履行することだと強調し、パレスチナ問題の一日も早い全面的かつ公正で永続的な解決を推進してきた。中国は国連安全保障理事会において常にパレスチナのために正義感と責任感をもって提言し、安保理の輪番議長国在任中は、今回のパレスチナ・イスラエル紛争勃発後初めての停戦決議の採択を推進した。今回のパレスチナ各派の北京対話においても、中国は現在のガザの苦境に基づいて「三段階に分けて歩む」構想を提案し、パレスチナ各派の支持を得た。
今回の「北京宣言」への署名は国際社会に明確なシグナルを伝えた。パレスチナ人民は内部衝突を終わらせて、統一した独立国家を樹立することを願っている。正義の声は声をひとつにしてこそ大きくなること、民族解放の大義は手を携えて共に前進してこそ成功することを、パレスチナ各派は認識している。
もちろん、パレスチナ内部各派が抱える矛盾は一朝一夕に解決できるものではなく、今後各派が「北京宣言」を具体的に履行していく上では、いくつかの課題に直面するかもしれない。だが、「北京宣言」がコンセンサスを得ることができたこと自体が、パレスチナの解放事業にとっての重要な一歩である。この道のりにおいて、中国は引き続き平和のために奔走し、正義のために声を上げ、パレスチナ・イスラエル和平プロセス推進のために絶え間なく努力していくだろう。(CRI論説員)
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