北京
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中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(以下、「三中全会」)が15日から18日まで北京市内で開催されました。
発表された公報によると、三中全会には中央委員199人、中央候補委員165人のほかに、中央紀律検査委員会常務委員会委員と関係方面の責任者も出席しました。また、中国共産党第20回全国代表大会の代表を務める一部の末端組織の責任者や専門家や研究者も出席しました。
三中全会を主宰したのは中国共産党中央政治局で、中央委員会の習近平総書記が重要談話を発表しました。
三中全会は中央政治局の委託を受けた習総書記がおこなった活動報告を聴取した上で討論し、「中国共産党中央委員会の全面的改革の深化、中国式現代化の推進に関する決定」について審議し採択しました。また、習総書記が「決定(草案)」について説明しました。
三中全会は党の第20期中央委員会第2回全体会議(二中全会)以来の中央政治局の活動を十分に評価し、「中央政治局は厳しくて複雑な国際環境と困難で繁雑な国内改革・発展・安定の任務に向き合い、党の第20期中央委員会と一中全会と二中全会の精神を真剣に実行し、新しい発展理念を完全かつ正確に貫徹し、安定の中で前進を求めるという作業の基調を堅持し、『五位一体』の全体配置を統一的に推進・調整し、『四つの全面』の戦略配置を協調して推進し、国内と国際の2つの大局や発展と安全を統一的に計画し、質の高い発展の推進に力を入れ、改革の全面深化をさらに推進・計画し、社会主義民主法治建設を推し進め、宣伝・思想・文化活動を絶えず強化し、民生保障と生態環境保護活動をしっかりと促進し、国家の安全保障と社会の安定を断固として守り、国防と軍建設を力強く推し進め、香港・マカオ関連の活動および台湾関連の活動を引き続き推し進め、中国の特色ある大国外交をさらに推し進め、党の全面的かつ厳正な管理を一貫して推し進め、経済の好転を実現させ、社会主義現代化国家の建設に向けて着実な一歩を踏み出した」と全会一致で認めました。
三中全会は、秦剛同志の辞職願を受理し、秦剛同志を中央委員会委員の職務から罷免することを決定しました。
三中全会は、中央軍事委員会による李尚福氏、李玉超氏、孫金明氏の深刻な紀律違反と違法問題の審査報告書を審議し、可決しました。そしてこれまでに中央政治局が下した3人への党除籍処分を確認しました。(任春生、鈴木)
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