北京
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中国南部で発見された世界最大のガ類であるヨナグニサン(Attacus atlas)
中国南部に位置する広西チワン族自治区にある広西師範大学生命科学学院昆虫学チームがこのほど、広西大桂山ワニトカゲ国家級自然保護区で昆虫の多様性調査をおこなったところ、巨大なガを発見し、専門家の鑑定を経て、世界最大のガ類であるヨナグニサン(Attacus atlas)であることが確定されました。
ヨナグニサンは体型が巨大で、羽幅は30センチに達し、羽面積は400平方センチ近くあり、前後の羽には三角形の透明領域が顕著に見えます。前羽の端部には、脱出の機会を得るために捕食者を怖がらせるために使えると考えられている独特のヘビ頭状の模様も見られます。
ヨナグニサンは主に東南アジア各国と中国の広東省、広西チワン族自治区、福建省などに分布していますが、中国国内での野生数は比較的少ないため、かつて中国の保護動物の仲間入りをしていました。多くの地域の生態環境が破壊されるのに伴い、ヨナグニサンの野外個体数はまだ減少し続けています。今回の発見は、広西大桂山ワニトカゲ国家級自然保護区の生物多様性の記録を豊富にしました。(非、野谷)
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