中国、NATOと一部の国に反省するよう忠告

2024-07-17 12:46:28  CRI

 中国の傅聡国連大使は現地時間16日、国連安全保障理事会の国際秩序と多国間協力をめぐる会議で、現在、国際政治の陣営化、世界経済の反グローバル化、国際ガバナンスの断片化がますます激しさを増し、人類は再びどの道を進むのかという歴史的な選択を迫られているとし、北大西洋条約機構(NATO)と一部の国に自らを省みるよう忠告し、人に損害を与えて自らの利益を図り、共通の安全を破壊するトラブルメーカーになってはならないとの中国の姿勢を示しました。

 傅大使は、「より公正で合理的な国際秩序の構築を推進するには、主権平等の維持、相互尊重の堅持、共同安全の構築、共同発展の促進、公平と正義の堅持、開放と包容の六つの面から努力しなければならない」と表明しました。

 傅大使はさらに、「世界には一つの秩序しかない。それは国際法に基づいた国際秩序だ。世界にはまた、ただ一つのルールしかなく、それは国連憲章の趣旨と原則を基礎とする国際関係の基本準則である。原則的な問題を曖昧にすることは許されず、立場をはっきりとさせるべきであり、耳目を混乱させるさまざまな曖昧な概念は一掃されるべきだ」と強調しました。

 傅大使は長期化するウクライナ危機とパレスチナ紛争について、「NATOは冷戦が残した地域的な軍事集団として、勢力範囲の拡大を図っている。これは和解を呼びかけ、話し合いを促す国際社会の努力に反するものだ」と述べました。(Mou、坂下)

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