5200メートルに挑戦!世界最高標高の風力発電プロジェクト最初の風力タービンのつり上げ完了

2024-07-17 15:55:29  CRI

大唐チベット八宿100メガワット保障性系統連系風力発電プロジェクト

 中国南西部のチベット自治区・八宿県の標高5200メートルの高地でこのほど、世界最高標高の風力発電プロジェクトである大唐チベット八宿100メガワット保障性系統連系風力発電プロジェクトの第1号風力タービンのつり上げと据え付けがおこなわれ、つり上げ設備が重量110トン余りのファンインペラアセンブリーを110メートル上空までつり上げ、ナセルと正確にドッキングするのに伴い、つり上げ作業が完了しました。

  プロジェクトの現場の平均標高は5050メートル、タービンの最高標高は5195メートル、ナセルの設置位置は5300メートルと報告されています。高高度・高冷地向けに設計された5メガワットのダブルフィード風力発電ユニットが設置され、冷却、潤滑、油圧システムが最適化され、絶縁設計も強化され、強い紫外線、高雷雨頻度などの劣悪な環境下での設備の電気安全を高め、高高度・低気圧条件下での設備の安定運行が確保されます。

  同プロジェクトのファンハブの中心高さは110メートル、インペラ直径は195メートル、最大掃引面積は3万平方メートルを超え、サッカー競技場4面分の面積に相当します。満発風速では、1基が1回転するたびに9.5キロワット時の発電が可能です。

  同プロジェクトは2023年4月に着工し、単機容量5メガワットの風力タービン20基で構成され、今年10月末に完成し、稼働する予定です。稼働した後、風力発電所は年間2億2300万キロワット時以上のクリーンエネルギーを追加し、年間約7万3100トンの標準石炭を節約し、二酸化硫黄排出量を約621.39トン、二酸化炭素排出量を約18万2800トン、窒素酸化物排出量を約540.97トン削減することができます。地元住民の冬の暖房と安全な電力供給に力強く保障を提供し、超高冷地での風力発電建設に有益な実証を提供します。(HJ、野谷)

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