中国　石炭発電の低炭素化に向けた改造と建設を加速

　国家発展改革委員会は17日、石炭のクリーンで効率的な活用を前向きに推進するため、石炭発電の低炭素化に向けた改造と建設の行動案が発表されたと明らかにしました。石炭発電の低炭素化に向けた改造が速まるとしています。

　行動案は、石炭発電の低炭素化に向けた改造建設プロジェクトの第1陣をすべて2025年までに着工し、石炭発電の低炭素化発電技術への切り替え・応用を進めることを求めています。関連プロジェクトでは、炭素排出を2023年の同タイプの石炭発電ユニットの平均炭素排出レベルより20%前後削減して、現役の先進的石炭発電ユニットの炭素排出レベルより大幅に低減させ、石炭発電のクリーンかつ低炭素化へのモデルチェンジに向けて有益な経験を模索します。

　また、2027年までに、石炭発電の低炭素化に向けた発電技術ルートをさらに拡大し、建設コストと運転コストを大幅に低減させ、関連プロジェクトの炭素排出を2023年の同タイプの石炭発電ユニットの平均炭素排出レベルより50%前後削減して、天然ガス発電ユニットの炭素排出レベルに近づけます。これは、石炭発電のクリーンかつ低炭素化へのモデルチェンジに向けて、強力なけん引作用を持つと見込まれています。（朱、坂下）