中国の新型ヘリが海上で外国籍船員を救助

2024-07-16 12:39:59  CRI

ヘリに乗せられる外国籍船員 

 中国交通運輸部東海救助局に15日早朝、上海海上捜索救助センターから「長江河口にある灯船の東約30カイリ(約55キロ)の地点にいる外国籍の作業船上で外国籍の船員1人が心臓病を発症したため救助を求める」との通報がありました。 

 6月末に東海第一救助飛行隊に配備されたばかりのAW189型救助ヘリコプターが午前7時40分に出動し、上海高東空港から現場に向かいました。乗組員は現場での20分間の作業を経て、心臓病を発症した船員1人と付き添いの1人をヘリに乗せました。ヘリは同9時10分に上海高東空港に到着。船員は救急車で病院に搬送されて救急治療を受けました。AW189型救助ヘリが中国の救助システムに組み込まれて以来、救助任務に当たったのは今回が初めてです。 

 超中型長距離機のAW189型救助ヘリは、最大離陸重量8.6トンで、搭乗人数はパイロット2人と乗客最大19人です。中国海上専門救助チームにこれまで配備されていた中型救助ヘリに比べて、搭乗人数は約2倍で、同時に担架6台を搭載でき、救助飛行半径は200カイリ(約370キロ)に達し、より遠く離れた場所で多数が遭難した際の救助で効率を上げることができます。(非、柳川) 

 


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