北京
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外交部の林剣報道官が16日に行われた定例記者会見で、カリブ海の島国ハイチ情勢の安定回復を推進するために引き続き努めていくという中国の立場を示しました。
ニューヨークに本部を置く国連安全保障理事会は現地時間12日、国連ハイチ統合事務所(BINUH)へのマンデート(ある組織が構成員の代表者として行動するために、その構成員によって与えられる権限)延長に関する第2743号決議を全会一致で採択し、ハイチと国交を樹立していない中国も賛成票を投じました。
林報道官はこれについて、「中国は長年、国連安全保障理事会常任理事国として責任感と建設的な姿勢で国際社会と共にハイチ問題に対応してきた」と述べた上で、「このほど、安保理で他の理事国と共に国連ハイチ統合事務所へのマンデート延長に関する第2743号決議の採択を支持し、国際社会が引き続きハイチ人民を支援する積極的なシグナルを発信した」と中国の取り組みを紹介しました。
さらに「中国は引き続きハイチ情勢の安定回復推進に努め、ハイチ人民が『ハイチ人が主導し、ハイチ人が所有する』包括的解決案を見つけることを支持していきたい」と強調しました。(朱、坂下)
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