今年上半期に中国が新たに提出した国際標準の提案は100件超

　中国市場監督管理総局によりますと、中国は今年の1～6月、国際標準化機構（ISO）、国際電気標準会議（IEC）にドローン、人工知能と機械学習、通信とネットワーク技術、クリーンエネルギーの生産と貯蔵、ブロックチェーン、衛生健康、次世代情報技術、自動化技術などの分野における128項目の国際標準の提案を提出しました。

　また、中国はこの間に新たに1125項目の国家標準を承認・発表しました。そのうち、工業分野の国家標準は全体の82.7%を占める930項目、農業・農村分野は78項目、サービス業分野は71項目、社会管理・公共サービス分野は46項目でした。その中には、移動式電気化学エネルギー貯蔵システム、大型貨物輸送ドローンシステム、耐火シール材、再使用可能な物流通函（かよいばこ）のグリーン製品評価基準などが含まれており、設備の更新や古い消費財の下取りと新しい製品の購入を推進し、経済社会の発展を推進する効果があります。

　また、上半期には中国の団体標準情報プラットフォームに新たに645の社会団体が加わり、新たに1万468項目の団体標準が公開されました。そのうち戦略的新興産業に関するものは全体の50.0%を占める5232項目です。さらに中国企業標準情報公共サービスプラットフォームの新規加入企業は3万8058社、新規に公開された標準は29万1465件で、そのうち戦略的新興産業に関するものは39.8%を占める11万6060件でした。

　業界では、中国が発表した各種の標準が市場主体の革新的な発展をけん引する役割がより際立ち、重要な核心技術分野における国際標準への中国の貢献能力は絶えず強化されているとしています。（Mou、坂下）