验瓜师(yàn guā shī)スイカ鑑定士

2024-07-15 16:18:32  CRI

验瓜师(yàn guā shī)スイカ鑑定士

【意味】

 「验瓜师」はスイカの成熟度や品質を検査する専門の職業です。スイカの色や模様を観察したり、スイカをたたいて音を聞いたりすることで、スイカの成熟度と品質を判断し、輸送や販売に適したスイカを確保するのが仕事です。

 鑑定は、消費者の満足度や販売実績に直結するため、豊富な経験と鋭い判断力が求められます。しかも品質チェックだけでなく、スイカ農家や販売業者とコミュニケーションを取って販売と経営にも関わり、スイカが畑から食卓に至るまでの過程で最良の状態を保つようにしなければなりません。

 さらに、ネットを活用して、中国各地のスイカの仲買人や販売代理店とスイカのマーケティングネットワークを構築して、中国各地のスイカの出荷時期を把握し、販売計画を立てたりもしています。

 スイカ鑑定士の技能は、実践経験の蓄積と学習によって培(つちか)われます。スイカの色や模様を見て、スイカの完熟度を見極め、農家に収穫に適した時期をアドバイスして、さらにトラックに積み込む際にもう一度検品し、熟していないスイカや、鬆(す)が入ってしまっているスイカを取り除いたりしています。

【関連ニュース】

 最近、ネットでは、AI(人工知能)ツールでスイカを選ぶ動画が話題になっています。中国の3種類のAI基盤モデルを使い、スーパーで買ったスイカを選ばせて、人間が選んだものと比べるという動画です。

 手順として、まずスイカの写真を撮り3種類のAI基盤モデルにアップロードして、「甘いスイカを一つ選んでほしい」とリクエストしました。

 その結果、「通義千問」という名のAIツールは「8番」と答えたのですが、他の2つは明確な答えを出しませんでした。一方、人間の参加者はスイカの皮を観察して、模様がはっきりしている「6番」を選びました。

 4人の人が試食したところ、2人は「6番」のほうがみずみずしくて美味しい。1人はAIが選んだ「8番」が食感が良くて好みだという感想で、もう一人は「違いはなかった」と答えました。

 AIによるスイカ選びについて、湖北省武漢市のAI研究開発機関のエンジニアである姚さんは、「基盤モデルの画像処理能力はスイカの色、模様、斑点、傷跡などの外観の情報をキャッチできる。そしてインターネット上には外観と味の関係を記述した大規模なデータがある。基盤モデルはそれらに基づいて、最も美味しいスイカを推測することができる」と述べた上で「基盤モデルでは手触りの情報が得られず、その答えは必ずしも正確ではない」と付け加えました。

【使い方】

 “验瓜师”每天拍上万个西瓜 日收入近千元

(「スイカ鑑定士」毎日1万個以上のスイカを叩いて 日当1000元)

“验瓜师”火了!“听音辨瓜”究竟有何科学依据?

(「スイカ鑑定士」が大人気 音でスイカを判断する科学的根拠は)

隐藏田间的网红“验瓜师” 上海仅剩 5人持证上岗

(畑に隠れたネット有名人「スイカ鑑定士」 上海で有資格の勤務者はわずか5人)

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