世界初の電力発展指数報告書が発表 中国の電力発展がアジア1位

2024-07-13 17:08:43  CRI

 世界的な送電ネットワークの構築を目指す非営利団体であるグローバル・エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)が12日、世界初の電力発展指数報告書を発表しました。この報告書は世界各国の電力発展の現状と将来のすう勢を全面的に評価し、各国政府とエネルギー企業に科学的な政策決定の根拠を提供しています。その中で、中国の電力発展が注目されています。

 同報告書は6大陸から100カ国を選んで指数の測定と評価を行っており、選ばれた国々の電力消費総量は世界全体の97%以上を占めています。その中で、中国の電力発展指数の総合スコアは90.8で、アジア34カ国中の1位、世界では7位となっています。

 報告書によると、世界の電力開発は過去10年間、特に再生可能エネルギー分野で大きな進展を遂げました。世界の再生可能エネルギーの発電量が全発電量に占める割合は2023年末の時点で既に30%にまで達しており、その中でも風力発電と太陽光発電の伸びが最も大きく、年平均の伸び率はいずれも12%を超えています。電力消費の面では、現在、世界における「電化」はグリーン化、脱炭素化を特徴とする急成長の段階に入っており、今後3年間の世界の電力需要の年平均成長率は3.3%を上回り、エネルギー消費の伸び率を大幅に上回ると予想されています。(ZHL、坂下)

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