若者が好む「意気地なし版」バンジーが人気 中国浙江省

2024-07-12 15:10:45  CRI

 中国東部浙江省・安吉県の景勝地である雲上草原でこのほど、新タイプの「優しいバージョン」のバンジージャンプが多くの観光客の注目を集めています。ネットユーザーは「くやしいけど大好きだ」「動画の再生スピードを速めれば、モーメンツに投稿できる」とちゃかしています。

 聞くところによると、同観光地のバンジージャンプ台は高さ20~30メートルで、ジャンプ台から飛び降りると、(そのまま落ちるのではなく)安全ロープでゆっくりと降ろされることから、ネットユーザーから「意気地なし版」バンジージャンプと呼ばれています。体験したことのある観光客によると、そばで見ている分には怖くないようですが、実際に飛び降りる瞬間は怖かったということです。

 同観光地では2023年に、飛び出てから着地まで約10秒から15秒の減速版バンジージャンプを打ち出しました。観光地の入場料は180元(約3900円)で、一度入場すれば、懸崖心跳楽園内のすべてのアトラクションを回数の制限なく楽しむことができます。安全のため、観光客には年齢、身長、体重の制限があり、14歳から55歳、体重40キロから85キロ、身長185センチ以下の観光客だけがバンジージャンプを体験することができます。

 同観光地はバンジージャンプをリニューアルした理由について、「バンジージャンプは主に体験して感覚を味わうことが重要で、最初の一歩を踏み出す勇気を出して、心理的障害を乗り越え、バンジージャンプというエクストリームスポーツの魅力に果敢に挑んでみてほしい」としています。リニューアル後、バンジージャンプを試みる観光客は明らかに増えており、そのほとんどが若者です。

 高所恐怖症の観光客にとって減速版バンジーは比較的簡単ですから、トライするために訪れる人が少なくなく、その大多数は度胸のある観光客です。多くの観光客は、飛び出した瞬間の無重力感が怖いと言いながらも、一度では満足できず何度もジャンプし、写真のためにポーズを取ってから飛び降りる人もいます。(Mou、坂下)

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