「南海仲裁案裁定への再批判」報告書発表 中国政府は不法な裁定を認めない

2024-07-11 12:13:31  CRI

 華陽海洋研究センター、中国南海研究院と中国国際法学会が合同で執筆した「南海仲裁案裁定への再批判」報告書が11日に北京で発表されました。

 同報告書は南海に関する争いの本質を振り返って整理するとともに、南海仲裁案の裁定における管轄権問題、歴史的権利、大陸国家の遠海諸島と島しょの地位問題などをめぐる法的解釈と適用、事実の認定問題および仲裁裁判所の代表性について分析し、反論しています。また、国際社会に向けて、仲裁裁定の過ちや国際法治に及ぼす危害を明らかにしています。

 報告書はまた、中国の仲裁案および仲裁裁定における立場を重ねて表明し、「フィリピンが海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)の紛争解決メカニズムを乱用して、交渉と協議により紛争や食い違いを管理しコントロールするという中国の一貫した立場を無視し、一方的に仲裁を求めた」ことに対し、中国政府は「参与せず、受け入れない」と訴え、仲裁裁判所による不法な裁定を認めず、同裁定に基づくいかなる主張も行動も受け入れないと強調しました。(Lin、坂下)

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