北京
PM2.577
23/19
外交部の林剣報道官は10日の定例記者会見で、フィリピンの不法な「座礁軍艦」問題に関連する説明で、フィリピンに対して軍艦を撤去して仁愛礁の生態環境の破壊が継続することを避けるよう求めました。
8日、自然資源部南海生態センターと南海発展研究院が共同作成した「仁愛礁の不法『座礁軍艦』によるサンゴ礁生態系への破壊に関する調査報告」は、「フィリピンが軍艦を長期にわたって中国南沙諸島の仁愛礁で不法に『座礁』させていることが、仁愛礁のサンゴ礁の生態系の多様性と安定性、持続性を甚だしく損ねている」と指摘しました。一方、報道によると、フィリピン南海特別行動チームは9日、中国が南海のサンゴ礁に取り返しのつかない破壊をもたらしたと反発する声明を発表しました。
これについて、林剣報道官は「仁愛礁は中国の南沙諸島の一部だ。中国は一貫して、南沙諸島のサンゴ礁と島嶼周辺の海洋環境を保護することを非常に重視し、確実な措置を講じてきた。中国側が発表した報告書は、仁愛礁のサンゴ礁生態系が破壊された主たる要因はフィリピンの不法な『座礁軍艦』と関連する活動であり、そのことは客観的な事実と科学的調査に基づいて得られた結論であることを明示した。中国はフィリピンに対して、仁愛礁の不法な『座礁軍艦』を撤去し、仁愛礁の生態環境の破壊が続くことを避けるよう求める」と述べました。(SUI、鈴木)
KANKAN特集