CMG超高解像度ライブ中継車 パリの街に姿現す

　中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）のパリオリンピック超高解像度生中継報道装備を搭載した第一陣のコンテナ車「チャイナレッド」が現地時間5日、パリの街に姿を現し、パリオリンピック国際放送センター(IBC)へ向かいました。

エッフェル塔を通過するCMGの中継車

　CMGはIBCにあるスタジオのほか、エッフェル塔の横にロケスタジオとニュース報道用のスポットを設置し、数十の報道チームを各競技場に配置する予定です。オリンピック用の中継報道設備が続々とパリに搬入され、技術的な設置工事も進み、CMGのパリ大会報道も続々と展開されます。

　パリオリンピックの主要中継機関として、また中継プロジェクトを最も多く落札した国際メディアとして、CMGによるパリオリンピックの中継報道規模は過去最大です。制作中継と技術サービスなどを担当する2000人以上のチームは、4大競技の体操、卓球、バドミントン、ロッククライミングの国際公共信号の制作を担当し、生放送時間は400時間を超えます。また、チャンネル、周波数、ニューメディアクライアントを通じて1万1000時間以上の高品質の競技信号の配信処理をおこない、海外で初めて全4Kの超高解像度中継制作を実現します。

凱旋門を通過するCMGの中継車

　「5G+4K/8K+AI」技術に導かれ、CMGの複数のチャンネル、マルチ端末を融合したメディアマトリックスは、中国が独自の知的財産権を有する5Gインターネット技術、CMGメディアクラウド、「タイムスライスシステム」、3次元オーディオ・ビビッド、人工知能（AI）など多くの革新技術をフル活用し、数億人の視聴者にパリ大会の最高レベルの視聴サービスを提供します。（Yan、榊原）