中国のサイバーセキュリティ機関 米政府機関によるボルト・タイフーンの虚偽情報を全面的に解析

2024-07-08 11:02:08  CRI

 米政府機関は2023年以降、いわゆる中国政府の支援を背景にしたハッカー集団「ボルト・タイフーン」が米国の重要なインフラにサイバー攻撃を仕掛けているという虚偽のナラティブをでっち上げてきました。これに対し、中国外交部は何度も対応し、断固として反対する態度を表明しました。中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)傘下のテレビ局CCTVの記者は7日、中国国家コンピューターウイルス緊急対応センターから「ボルト・タイフーン」の虚偽情報行動計画に関する最新の研究成果を入手しました。

 調査の結果、「ボルト・タイフーン」の虚偽情報作戦は遅くとも2023年初めまでに開始され、米国家安全保障局(NSA)、連邦捜査局(FBI)などの米情報機関が舞台裏で企画し、米議会の反中議員、ホワイトハウス、司法省など複数の連邦政府行政部門と「ファイブ・アイズ」の国家サイバーセキュリティ主管部門が共同で参加した虚偽情報と世論操作行動であり、米国式ネットワーク・マーケティングの典型的な特徴に合致し、徹底的に正確な広告配信に基づく「認知領域」作戦に属していることが明らかになりました。今回の作戦は、米議会からより大規模な予算投入の承認を獲得し、米情報機関のサイバー浸透能力をさらに強化し、特に対外的な攻撃と競争相手の抑止能力、米国内で国民の監視・コントロール能力を強化することが目的とみられています。(雲、榊原)

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