台湾の音楽賞で「皆さん、こんばんは」のあいさつが炎上 ネットユーザー「めっちゃつまらない」と批判

2024-07-05 12:26:19  CRI

 台湾の俳優・高捷さん(66歳、ジャック・カオ、カオ・ジエ)がこのほど、台北市内で開かれた音楽賞「第35回ゴールデン・メロディー・アワード」(金曲奨)の授賞式に参加し、プレゼンターを務めた際、冒頭で「皆さん、こんばんは」とあいさつしたことがインターネットでやり玉に挙げられ、物議を醸しています。中には、「あなたは大陸の出身なの?“皆さんこんばんは”とは何ぞや」と非難する書き込みもありました。

台湾の俳優、高捷さんのフェイスブック投稿のスクリーンショット

 それらのコメントに対して、高さんは3日深夜にフェイスブックに書き込み、冒頭でいつものように「こんばんは」と語りかけた後、続けて「社会は単純なもので、複雑なのは人間だ」と付け加え、「私の父は上海生まれで、母は浙江省の出身。私自身は台湾生まれ」と答えました。

 この事件は今も台湾のインターネットで炎上し続けています。一部のネットユーザーからは「捷さん、こんばんは」「私は父が山東人で、母が江蘇人、私は台湾生まれ。捷さん、こんばんは」などと応援のコメントを書き残しています。

 また、「大陸で使われている言葉って多いんじゃないか」「子どもの時からずっと使ってきた『こんばんは』に何が問題なの?」「それだったら、台湾の食文化は全部引っ込めとでも言いたいのか。だって、なにもかも大陸に学んだものだよ」「そうなると、朝も昼も夜も“不好”(よくない)と祈れば良いのか」「それなら、“皆さんおやすみなさい”と言って寝てしまうの?」「小さい頃から“こんばんは”と言い続けてきたのに何が問題なのか」などの書き込みが相次ぎました。

 フェイスブックでは、「めっちゃつまらないことだ」という書き込みや「どこもおかしくないんじゃないか。“こんばんは”ではなく、“おやすみなさい”とでも言ってほしいの?」「こんなことでトラブルに巻き込まれるのなら、黙り続けるしかない」などの声も寄せられました。

 国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は、民進党当局や一部の緑営(緑連盟-民進党陣営)の政治家の目には、大陸と関わりのあることはすべてレッテルを貼られてたたかれると指摘したことがあります。事実、現在では、台湾の同胞、特に若者が大陸の言葉を話したり、大陸のスナックを食べたり、大陸の映画やテレビドラマを見たり、大陸の歌を歌ったりするのはすでに一種のトレンドで、新しいライフスタイルになっています。若者のノリについて行けない民進党の一部の政治家のむやみにレッテルを貼って非難の対象にするというやり方は、いずれ若者たちに見捨てられるとみられています。(Yan、坂下)

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