北京
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習近平国家主席は現地時間4日午後、上海協力機構(SCO)サミット参加のため訪れたカザフスタンの首都アスタナで、トルコのエルドアン大統領と会談しました。
習主席は、「中国とトルコの関係は安定した発展を維持している。両国はともに発展途上の大国であり、『グローバルサウス』のメンバーとして、それぞれの国の発展を追求しており、国際関係の準則の維持などの面でも、幅広い共通認識を持っている。両方は互いの核心的利益を支持し、政治的信頼を強化し、ハイレベルの互恵協力を推進し、両国の戦略的協力パートナーシップをさらに発展させるべきだ」と示しました。
習主席はまた、「中国とトルコは、パレスチナとイスラエルの衝突やウクライナ危機などの問題において、同様あるいは近い見解を持っており、密接なコミュニケーションを保つべきである。中国はトルコと共に、国連やG20などの多国間枠組み内での調整と協力を強化することを望んでいる」と強調しました。
これに対して、エルドアン大統領は、「中国はトルコにとって、世界およびアジアにおける最も重要な貿易パートナーである。トルコはより多くの中国企業がトルコへ投資し、より多くの中国人観光客がトルコを訪れることを歓迎する。また双方が『一帯一路』イニシアチブとトルコの発展戦略の連結を一層強めることを望んでいる。トルコは中国が世界平和の促進に果たしている重要な貢献、特にパレスチナ問題における公正かつ公平な立場を評価し、多国間の場における中国との意思疎通と協力の強化を期待している」と述べました。(オウギ、鳴海)
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