中国・上海協力機構加盟国メディア円卓対話会がアスタナで開催

　上海協力機構（SCO）加盟国首脳理事会第24回会議の開催に当たり、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）が主催する中国・上海協力機構加盟国メディア円卓対話会が3日にアスタナで行われました。

　CMGの慎海雄台長はあいさつの中で、SCOは互いを平等に扱い、開放的で包摂的な調和のとれた大家族であると同時に、豊富な資源を持つ、世界が分かち合う協力の大きなプラットフォームでもある。各国の文化交流と文明相互の学び合いの過程において、メディアは重要なコミュニケーター、けん引者、記録者である」と述べました。慎台長はさらに、三つの提案を打ち出しました。一つはメディアの情報伝達を革新し、民心が通じ合うSCOの物語を共同でしっかりと語るということです。第二は、メディアとしての責任を担い、公平で客観的、積極的で健全な世界世論生態を共同で構築すべきだということです。第三は、メディア同士の協力を深め、中国とSCO加盟国のメディア同士の交流と相互の学び合いを共同で推進しなければならないということです。

　イベントでは、『中国中央広播電視総台と上海協力機構加盟国メディアの実務協力の深化に関するイニシアテチブ』が発表されました。今後、各方面は「上海精神」を堅持し、2025年の上海協力サミット前夜に、CMGが制作する一連のニューメディア番組「私たちの『上海精神』」を共同で発表する予定です。（SUI、坂下）