北京
PM2.577
23/19
外交部の陳暁東副部長とフィリピンのテレサ・ラザロ外務次官は2日、マニラで南海問題に関する中比二国間協議メカニズム(BCM)第9回会議を共同で主宰しました。
双方は南海情勢、特に仁愛礁の情勢について率直で前向きな意見交換をおこないました。中国側は仁愛礁を含む南沙諸島およびその付近海域について主権を持ち、関連海域について主権の権利と管轄権を持つことを改めて強調し、「フィリピン側は海上において権利侵害の挑発行為を直ちにやめるべきだ。『南海各方面行動宣言』を守り、問題を解決するため対話という正しい軌道に戻らなければならない。中国側と仁愛礁情勢をコントロールし、海上情勢のエスカレートを緩和させ、両国関係の回復を促すよう勧める」と表明しました。
双方は、南海の平和と安定維持は両国の利益に合致するほか、地域諸国の共通の目標であることで意見が一致しました。また、双方はBCMなどのメカニズムを通じて対話を続け、食い違いを管理することに同意しました。会議の期間中、双方は南海問題に関わる意思疎通メカニズムの改善、両国海洋警察の対話促進、海洋科学技術と環境保護協力の推進について交流をおこないました。
両国の外交、国防、自然資源、海洋警察などの部門からの代表らが会議に出席しました。(殷、野谷)
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