北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は3日、カザフスタンの首都アスタナの大統領府でトカエフ大統領と会談を行いました。
歓迎式典の後、まず少人数会合が開かれました。習主席はその中で、「中国はカザフスタンと天然ガスなどの伝統的なエネルギー協力を引き続き強化するとともに、太陽光発電や風力発電などの新エネルギー協力を拡大し、より多くの中国企業がカザフスタンに投資・進出することを支援する」と示しました。
トカエフ大統領は、「両国のエネルギー、鉱物資源、新エネルギー、相互連結などの分野での協力の潜在力をさらに掘り起こし、両国関係を新たなレベルに引き上げていきたい」と述べました。
その後の拡大会合で、習主席は、「中国はカザフスタンとの経済貿易協力を拡大し、2国間貿易額の倍増を早期に実現するという新たな目標を確立し、カザフスタンの良質な商品の輸入を増やし、電子商取引やデジタル経済など新たな成長分野を切り開きたい」と強調した上で、「中国はカスピ海をまたぐ国際輸送ルートの建設を積極的に推進し、多角的で立体的な相互連結構造を構築することを望んでいる。来年、カザフスタンで『中国観光年』を開催することを支持し、カザフスタンで2カ所目の魯班工房を開設することを決めた」と述べました。
トカエフ大統領は、習主席の今回の訪問で達成された合意を真剣に実行に移し、質の高い「一帯一路」共同建設を継続して推し進め、2国間貿易額倍増の目標を全力で実現し、農業、経済貿易、新エネルギー、越境EC、電気自動車などの分野での協力を強化し、カスピ海をまたぐ国際輸送ルートの建設を加速することを期待していると示しました。(ZHL、坂下)
KANKAN特集