中国 安保理決議実行の障害への見直しとガザの即時停戦を呼び掛ける

2024-07-03 10:48:05  CRI

 国連安全保障理事会は現地時間2日、ガザ情勢に関する会議を開きました。

 中国の傅聡国連常駐代表は、「ガザ地区の人道災害は人為的災害であり、国際法と国際人道法の一線を越えている。最も重要なラファ(ガザ南部)検問所はすでにイスラエルの軍事行動で2カ月間の閉鎖を余儀なくされ、人道物資を満載した1000台以上のトラックが長蛇の列を作って待つしかなかった。現有の通過地点は人道救援の需要を満たすことがはるかにできず、関係国が設置した海上桟橋は、投資が莫大(ばくだい)でありながらも、使用する時も紆余(うよ)曲折が多かった。陸路輸送ルートこそが、人道物資搬入を大規模に拡大するカギであり、その役割は代替できないものだ」と改めて強調し、人道機関施設が再三攻撃の標的となり、人道従事者の身の安全が保障されていないことにも懸念を示しました。

 傅代表は、「飢餓は武器になってはならない。中国はイスラエルに対し、国際人道法上の義務を履行し、国際社会の圧倒的な声に耳を傾け、確実な行動を取り、人道物資のガザ地区への迅速な搬入を保障するよう促している」と述べました。(ミン・イヒョウ、野谷)

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