后高考经济

2024-07-01 15:23:32 CRI

后高考经济（hòu gāo kǎo jīng jì）ポスト大学入試経済

【意味】

　「后」はここでポスト～という意味で、「高考」は中国の大学入試センター試験のことです。「后高考经济（ポスト大学経済）」とは、大学入試試験が終わった後や、大学の新学期前の学生を狙った商品・サービスなどの経済活動を指す言葉です。

　具体的には大学入試後の「謝師宴」、つまり、教師に感謝の気持ちを表す宴会や卒業パーティー、旅行、運転免許の取得などが含まれます。

【関連背景】

　中国では18歳から自動車の免許が取れます。免許取得に必要な期間は、地域、個人の進み具合、試験の予定などによって異なります。一般的には、申込みから免許取得まで最短で35日かかりますが、実際には、全体のプロセスには通常2～3カ月、あるいはそれ以上かかります。そのため、長い休みが取れる大学入試が終わってから大学に入る前の期間を利用して、免許を取る人が増えています。

　スマホの買い替えは、親から子どもへの卒業のご褒美の「標準装備」となっています。浙江省嘉興市のあるショップの店長は「アップルや華為（ファーウェイ）などのスマホの売れ行きが非常に良い」と語っていました。

　卒業旅行は、学生たちにとって、高校最後の夏休みに欠かせないイベントになっています。旅行会社は学生向けのプランを作り、受験生には特別価格で提供しています。期間は1週間前後で、受験で疲れた心身をリラックスさせるものが人気です。

　中国では、16歳から一人でホテルに泊まれますが、ほとんどの人は高校卒業の18歳から友達同士で旅行に行かれます。

　大学デビュー前に備えて、ということで、最近では、大学に入る前の時期を狙って、美容、ヘアメイク、フィットネスなどで「外見を磨く」人も増えています。美容整形をする人もいます。