北京
PM2.577
23/19
「2024年ユニコーン企業世界トップ500社大会」が28日、山東省青島市内で開催されました。同大会で発表された「2024年ユニコーン企業世界トップ500社発展報告」によると、中国はユニコーン企業の成長が世界で最も速い国です。
ユニコーン企業とは、設立から10年以内、評価額が10億ドル(約1600万円)を超える未上場企業のことで、その国や地域のイノベーション生態や経済発展の活力を測る重要な指標です。
2024年の世界ユニコーン企業のトップ500社の総評価額は、前年比で7%拡大して、30兆元(664兆円)近くに達しました。分布では米国、中国、インド、英国、カナダ、ドイツなどに集中しており、中でも中国と米国が全体の74.6%を占めています。業種別ではフィンテック、先進製造、情報科学技術、医薬・保健など14分野に集中しています。
中国からは今年、世界で最も多い32社が新たに世界のユニコーン企業トップ500社に入りました。32社が手掛ける分野は先進製造、自動車科学技術、フィンテック、企業サービス、人工知能(AI)などに集中しています。
中国発明協会ユニコーン企業イノベーション分会の解樹江会長は「中国の巨大な市場規模、整備された産業関連体系、強力な政策支援のおかげで、より多くのイノベーション要素が科学技術企業に集まることが促進され、わが国経済のモデルチェンジとアップグレードを推し進め、世界経済の発展においてますます重要な役割を担うようになった」と分析しました。(SUI、鈴木)
KANKAN特集