北京
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年に1度開催される中国発展ハイレベルフォーラムでは、世界経済全体の低迷を背景に、国際機関、中国と外国の主要経済人、専門家、研究者が熱い議論を行います。世界銀行のアジェイ・バンガ第14代総裁は同フォーラムで、世界銀行は世界最大の多国間開発機関として、中国の発展の成果をどのように見ているのかを紹介しました。
バンガ総裁は「すべての経済体の発展の道筋は挫折やミスに満ちているが、それは段階的な発展であり、中国の非凡な歩みは何事も可能であることを証明している」と述べました。
今年の全国人民代表大会と中国人民政治協商会議では、中国は2024年に5%前後の経済成長を目標とすることが決まりました。バンガ総裁は「まず、中国のような経済規模にとって、成長率5%はすでに素晴らしい数字だ」と述べた上で、「中国の経済成長率が5%程度だとしても、世界の経済成長に対する中国の貢献度は30%にも達する。中国のような14億人の人口を抱える経済体は、世界の経済成長において重要な役割を果たすに違いないと私は信じる。中国、EU、米国のような大国や経済体は、経済成長やその変化がすべての人に影響を与える。これは、グローバル経済の相互依存の現れでもある。長い目で見れば、中国経済の健全な発展は世界の他の国々にとって極めて重要と考える。また、技術やテクノロジーに関わることはすべて大きなチャンスになると考える。中国には技術とイノベーションの面で大きな強みがある。中国はこの2つの分野を引き続き推し進めるべきと考える」と述べました。(hj、鈴木)
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