北京
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米大手格付け会社のS&Pグローバル・レーティングスは27日、中国の格付けを「A+」に据え置き、見通しは安定的と発表し、民間大手格付け会社のムーディーズやフィッチ・レーティングスが発表した中国の格付け見通しと異なる結果となっています。これについて、中国財政部の担当責任者は記者のインタビューに応じた際、「国際的な格付け機関が中国に来て、実際に各地を回ってみて、中国をより深く認識・理解し、中国の経済発展の潜在力と格付けレベルをより全面的、弁証法的、発展的に見てほしい」と述べました。
△米国ニューヨークにあるS&P本社ビル
この責任者はまた、「ムーディーズやフィッチが中国の格付け見通しを引き下げた中で、S&Pが安定維持の決定を下したのは、中国のマクロ経済成長の強靭性と発展の見通しを認めたもので、S&P格付けチームの独立性と専門性を示したものだ」と評しています。
さらに、「S&Pが指摘したように、中国経済は課題や試練に直面しているものの、マクロ政策の実施が効果を上げるにつれ、今後も安定した成長を維持するだろう。中国には大きな市場規模、強力な国内活力、強固な発展基盤、新しい原動力の発展、各種要素資源の保障などさまざまな優位性があるほか、中国政府がマクロコントロール政策を絶えず最適化し、カウンターシクリカルとクロスシクリカルの調整を強めることにより、内発的な発展の原動力がさらに刺激され、経済の前向きな回復傾向が強まると考えている。最近、世界銀行や国際通貨基金(IMF)が相次いで中国の経済成長率予想を上方修正したのも、以上の観点を裏付けるものだ」と述べました。(ZHL、榊原)
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