「大きな湖」が突然砂の海に!中国新疆クムタグ砂漠に「蜃気楼」が出現

2024-06-28 14:22:58  CRI

 

クムタグ砂漠に出現した蜃気楼(しんきろう)

 ここ数日続く猛暑の影響で、中国北西部に位置する新疆ウィグル自治区のクムタグ(庫木塔格)砂漠の端に「蜃気楼(しんきろう)」が出現し、観光客の注目を集めています。

 「蜃気楼」の観測地点では、遠くを見ると砂漠の中に波がきらめく「湖」が現れ、「湖面」は広く、「水蒸気」が渦巻き、「水草」が「湖面」で揺れていました。

 中国東部の江蘇省から来た観光客の胡さんは、「遠くから見ると一面の大海原のようですが、近づくとただの砂漠でした」と話しました。

 また、中国南西部の重慶から来た観光客の鄭さんは「とても不思議で、本当は砂漠ですが、海のように見えて、想像できない景観です」と感想を語りました。

 蜃気楼は光の屈折と全反射によって形成される自然現象で、その形成は天気や気象条件、地理的位置などと密接に関係しています。「蜃気楼」は海上でも陸上でも見ることができ、同じ場所で繰り返し出現し、時間帯もほぼ同じという特徴があります。毎年5月末から9月末まで、クムタグ砂漠では、しばしば「蜃気楼」が現れます。夏の気温が高い時は、午前10時に発生し始め、午後2時ごろに最大面積に達し、午後8時から徐々に消え始めるのが一般的です。(非、榊原)

 


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