馬外交副部長 米国に約束の履行を要求

2024-06-28 19:12:04  CRI

 外交部の毛寧報道官は28日の定例記者会見で、外交部の馬朝旭副部長が27日にキャンベル米国務副長官と行った電話会談の内容を紹介しました。  

 毛報道官によりますと、双方は目下の中米関係および共に関心を持つ問題について率直で踏み込んだ意見交換を行いました。馬副部長は台湾やチベット、南海、ウクライナなどの問題について重点的に中国の厳正な立場を明らかにし、バイデン大統領の「四不一無意(新たな冷戦を求めず、中国の体制変更を求めず、同盟国関係の強化を通じて中国と対抗しようとせず、『台湾独立』を支持しない。中国と衝突や対立する意図はない)」などの約束を果たし、中国の主権の安全や発展の利益を確実に尊重し、中米関係の安定した発展のために積極的な役割を果たすよう米国に求めたということです。

 馬副部長はその際、「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の最も越えてはならないレッドラインである。米国は中米の三つの共同コミュニケを遵守し、台湾を武装させることをやめ、『台湾独立』を支持しないという約束を確実に実行すべきだ」と強調しました。

 また、チベット問題について、馬副部長は「米国は『チベット独立』勢力に対するいかなる形での支持もやめ、チベット問題を借りた中国の内政への干渉をやめなければならない」と述べました。

 馬副部長はさらに、「仁愛礁の緊張した情勢の根本原因は、フィリピンが中国との合意を破棄して、仁愛礁の永久占領を実現しようとしていることにある。米国はフィリピンの挑発を容認し支持することをやめ、実際の行動で南海の平和と安定を維持しなければならない」と述べました。

 ウクライナ問題について、馬副部長は「中国の立場は客観的かつ公正であり、米国は中国を不当に中傷し、責任を転嫁することをやめ、中国とロシアの正常な経済貿易往来を妨害することをやめなければならない」と指摘しました。(藍、坂下)

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