北京
PM2.577
23/19
世界初の商業運営用炭素繊維製地下鉄車両「CETROVO 1.0炭素星快軌」が26日、青島市で正式に発表されました。同列車は従来の地下鉄車両より11%軽量化され、より軽く省エネなどの顕著な利点があり、地下鉄車両の新たなグリーン・アップグレードの実現をけん引しています。
従来の地下鉄車両は、主に鋼材やアルミニウム合金などの金属材料を採用しており、材料の特性に左右され、軽量化がネックとなっていました。炭素繊維は軽量・高強度・耐疲労・耐腐食などの長所から「新素材の王様」と呼ばれており、強度は鋼材の5倍以上であるものの、重量は鋼鉄の1/4以下で、鉄道車両の軽量化に最適な材質です。
車両の車体、台車フレームなどの主な耐荷重構造は炭素繊維複合材料で製造され、車両性能の新たなアップグレードを実現し、軽量化、省エネ化、高強度化、環境適応性の強化、全ライフサイクルの運転維持コストの低減などの技術的優位性を持っています。また、従来の金属材料の地下鉄車両に比べ、炭素繊維地下鉄車両の車体は25%、台車枠は50%、車両全体の重量は約11%、運行エネルギー消費量は7%削減され、1編成当たり年間約130トンの二酸化炭素排出を削減でき、これは植林101ムー(約6万7000平方メートル)に相当します。
この炭素繊維地下鉄車両は現時点で試験を完了し、計画では年内に青島地下鉄1号線で乗客を乗せたデモ運行を開始するということです。(雲、榊原)
KANKAN特集