中国本土映画興行週間ランキング(2024.6.17-2024.6.23)

2024-06-27 11:57:33  CRI

 ニューエントリーは4本!夏休みが近づき、新作が相次いで公開されています。1位をゲットしたのは、ベストセラー作家・張嘉佳(ジャン・ジャージャー)の同名小説を映画化した『雲邊有個小賣部(Moments We Shared)』。初動記録は1.4億元(約31億円)でした。また、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(中国題:排球少年!!垃圾場決戦)』が中国本土でトップ5をキープ!興行収入は1億元(約22億円)の大台を突破しました。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】雲邊有個小賣部(Moments We Shared)
公開日:2024年6月22日
監督:張嘉佳(ジャン・ジャージャー)
主演:彭昱暢(ポン・ユーチャン)周也(ジョウ・イエ)艾麗婭(アイ・リーヤー)陳賢恩(チェン・シェンエン)孔連順(コン・リェンシュン)

 『从你的全世界路過』や『擺渡人』などで知られる中国のベストセラー作家・張嘉佳(ジャン・ジャージャー)の同名小説が映画化。『擺渡人』に続き、今回も張嘉佳が自ら監督と脚本にチャレンジしています。本作は、都会での生活に挫折し自分を見失った青年・劉十三が故郷へ戻り、売店を営む祖母と平穏な日々を送っているうちに自分を取り戻していくというヒューマンドラマに仕上がっています。日本公開は未定です。

【2位】インサイド・ヘッド2(中国題:頭脳特工隊2)
公開日:2024年6月21日
監督:ケルシー・マン
主演:エイミー・ポーラー フィリス・スミス ルイス・ブラック ライザ・ラピラ

 2015年公開のピクサーアニメ『インサイド・ヘッド(中国題:頭脳特工隊)』の約9年ぶりとなる続編『インサイド・ヘッド2(中国題:頭脳特工隊2)』が6月21日に中国本土で一般公開スタート。人間の感情を題材としたこのシリーズは、ピート・ドクター監督の、娘の成長や感情の変化に戸惑う自身の気持ちがきっかけとなって制作されたということです。前作では小さい子供であった主人公ライリー・アンダーセンが、本作ではティーンエイジャーとなり、前作に登場しなかった新たな感情をめぐる物語が展開します。日本公開は今年8月1日に予定。

【3位】我才不要和你做朋友呢(Be My Friend)
公開日:2024年6月8日
監督:何念(ハー・ニエン)
主演:荘達菲(ジュアン・ダーフェイ)陳昊宇(チェン・ハオユイ)王皓(ワン・ハオ)

 女子高生の李進歩が母親の少女時代にタイムトラベルしてさまざまな騒動を引き起こす青春コメディ『我才不要和你做朋友呢(Be My Friend)』がトップ3をキープ。主演は大ヒットしたコメディ映画『年会不能停!(Johnny Keep Walking!)』のヒロイン役として注目を浴びている若手女優の荘達菲(ジュアン・ダーフェイ)。

【4位】劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(中国題:排球少年!!垃圾場決戦)
公開日:2024年6月15日
監督:満仲勧
主演:村瀬歩 石川界人 梶裕貴 中村悠一

 今年2月に日本で公開されたあと、4月に北京国際映画祭に出品された『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(中国題:排球少年!!垃圾場決戦)』が中国本土で好評上映中。本作は、高校バレーボールが題材の漫画原作アニメ「ハイキュー!!」の劇場版第1部に当たり、漫画の名エピソードの一つ、宮城県立烏野高校排球部とライバル校である音駒高校バレーボール部の公式戦を中心に描かれます。テレビアニメシリーズにも携わってきた満仲勧監督が手がけています。

【5位】掃黒·決不放棄(Walk The Line)
公開日:2024年6月8日
監督:五百(ウーバイ)
主演:肖央(シャオ・ヤン)余皚磊(ユイ・アイレイ)范丞丞(ファン・チェンチェン)

 「黒社会(マフィアやギャング、犯罪組織など)」の勢力と熾烈な闘いを展開する物語『掃黒·決不放棄(Walk The Line)』がトップ5をキープ!主演は『『共謀家族』(原題:誤殺)』(2019)などの肖央(シャオ・ヤン)、『没有一頓火鍋解決不了的事(Nothing Can't Be Undone by a Hot Pot)』(2024)などの余皚磊(ユイ・アイレイ)、『飛馳人生2(Pegasus 2)』(2024)などの范丞丞(ファン・チェンチェン)。

【6位】談判専家(Crisis Negotiators)
公開日:2024年6月8日
監督:邱禮濤(ハーマン・ヤウ)
主演:劉青雲(ラウ・チンワン)呉鎮宇(フランシス・ン)

 新作を連発してきた邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督の今年の第1弾は、1998年制作の米映画『交渉人』の中国版リメイクとして、2人の交渉人の駆け引きを描いたサスペンスアクション『談判専家(Crisis Negotiators)』。第35回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」出品作『神探大戦(Detective VS. Sleuths)』などの劉青雲(ラウ・チンワン)と、『掃毒3:人在天涯』などの呉鎮宇(フランシス・ン)が共演しています。

【7位】バッドボーイズ RIDE OR DIE(中国題:絶地戦警:生死与共)
公開日:2024年6月22日
監督:アディル・エル・アルビ ビラル・ファラー
出演者:ウィル・スミス マーティン・ローレンス

 名優・ウィル・スミスの人気アクションシリーズ「バッドボーイズ」の4年ぶりとなる第4作。本作ではマイアミ市警の破天荒な刑事コンビ「バッドボーイズ」が、亡き上司にかけられた汚職疑惑を払拭しようとし、追われる身となる様子が描かれています。日本では6月21日から公開中。

【8位】沙漏(Reversed Destiny)
公開日:2024年6月21日
監督:温婧(ウェン・ジン)
主演:邱天(チウ・ティエン)包上恩(バオ・シャンエン)黄明昊(ホァン・ミンハオ)

 連続ドラマ『別惹白鴿』で知られる女性監督・温婧(ウェン・ジン)がメガホンを取る青春映画『沙漏(Reversed Destiny)』が8位に初登場。現在の中国を舞台に、少年少女の喜怒哀楽とかけがえのない日々を描くもので、中国の今の卒業シーズンにぴったりの1本です。

【9位】走走停停 (Gold or Shit)
公開日:2024年6月8日
監督:龍飛(ロン・フェイ)
主演:胡歌(フー・ゴー)高圓圓(ガオ・ユエンユエン)岳紅(ユエ・ホン)周野芒(ジョウ・イエマン)金靖(ジン・ジン)

 この4月に開催された第14回北京国際映画祭のメインコンペティション部門に当たる「金爵奨」で最優秀作品賞に輝いた『走走停停 (Gold or Shit)』が一般公開中。大都会での仕事も恋愛もうまく行かず落胆して実家に帰った青年が、元クラスメイトとの再会をきっかけに、思いもよらない人生の転機を迎える様子が描かれています。今回の「金爵奨」では本作の出演者の一人、岳紅(ユエ・ホン)が最優秀助演女優賞を受賞し、脚本の黄佳(ホアン・ジャー)が最優秀脚本賞を受賞しました。

【10位】ガーフィールド ザ・ムービー(中国題:加菲猫家族)
公開日:2024年6月1日
監督:マーク・ディンタル
主演:クリス・プラット サミュエル・L・ジャクソン

 ガーフィールドとその父・ヴィックが引き起こす騒動が描かれるアニメ映画『ガーフィールド ザ・ムービー(中国題:加菲猫家族)』が中国と米国で公開中。人気俳優のクリス・プラットがガーフィールドの声を、サミュエル・L・ジャクソンがその父の声をそれぞれ担当しています。日本での公開は未定です。

(ミン・イヒョウ、梅田謙)

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