4歳の幼児 有毒の植物インドクワズイモを一口なめただけで集中治療室へ

2024-06-25 13:45:32  CRI

インドクワズイモ

 中国中南部の湖北省武漢市で4歳の男の子が青々とした植物の緑の葉に興味を持ち、葉を摘んで一口なめただけで中毒を起こし、病院に運ばれました。なんと、彼がなめた植物はインドクワズイモでした。医師は「この植物はすべての部位が猛毒を持っているので、絶対に触らないように」と警告しています。

 4歳の男の子の川川君(仮名)は最近、両親に連れられて友人の家を訪れました。大人たちが応接間で話している間、川川君はベランダで1人で遊んでいました。ベランダに置かれていた愛らしい観葉植物が、葉の先に新鮮な汁をしたたらせているのが不思議で、どんな味なのかと思い、小さな葉を1枚摘んでなめてみたところ、舌に変な味が広がるように感じ、急いで吐き出しました。

 数分も経たないうちに、川川君は口がヒリヒリして舌がしびれ、喉が少し詰まるように感じたため、急いで両親に助けを求めました。子どもが誤って鉢植えの葉っぱを食べてしまったことを知り、母親は急いで牛乳を1本飲ませて吐き出させてから、急いで川川君を武漢児童病院救急科に連れて行きました。その間、川川君は一度嘔吐しましたが、胃の中はまだめくれているような感じで、気持ちの悪さは収まりませんでした。

 救急科で胃を洗浄した後、川川君は「物質毒物反応」と診断されて集中治療室(ICU)に送られ、さらなる治療を受けることになりました。集中治療室の程行鋒医師によると、川川君は集中治療室に送られる際、苦しそうな表情で、口からよだれを流し、唇が腫れていたということです。川川君は心電図と血中酸素飽和度の検査を受け、中毒症状を抑えるため下痢誘導による便通、抗アレルギー薬、胃保護などの一連の治療を受けました。翌日になると、中毒症状は徐々に和らぎ、体も徐々に回復し、その後、川川君は順調に退院しました。

 程医師は、「患者の子どもが誤って食べた植物はインドクワズイモで、根茎がイモとよく似ているため、よく誤って食べられる。インドクワズイモは全体に毒があり、うっかり汁に触れると、皮膚のかゆみ、しびれ、痛み、腫れなどが出る。茎や葉を誤って食べた場合、その量が少なければ口、舌、喉のかゆみ、充血や腫れ、嘔吐、下痢などを引き起こし、中毒がひどい場合、窒息、呼吸麻痺、心臓の急停止のリスクもある」と紹介しました。(藍、坂下)

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