北京
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火災が発生した京畿道華城市のリチウム電池工場
韓国の京畿道消防災害本部は24日、ソウル近郊の京畿道華城(ファソン)市にあるリチウム電池工場で24日午前、火災が発生し、これまでに22人が死亡、8人が負傷、1人が行方不明になっていると発表しました。在韓中国大使館は、この事故で10人以上の中国公民が死亡したことを確認しています。
火災現場の救助に参加した消防当局者によりますと、現場の監視カメラの映像などを初歩的に分析した結果、同日、深刻な火災を起こしたリチウム電池工場内では、出火当時、リチウム電池が大量の煙を発し、急速に燃焼しました。白い煙が出てから激しく燃焼し、煙が作業場全体に充満するまで、わずか15秒しかかからず、火災の発生後、現場の従業員が消火器を使って消火を試みましたが、火の勢いを抑えることはできなかったとのことです。
中国大使館によりますと、韓国外務省と警察当局は既に中国大使館に中国公民の死傷状況を通報しています。個人の持ち物などから17人の中国公民が死亡したと見られますが、正確な人数はさらに確認が必要です。中国大使館の職員は直ちに華城の現場に赴き、さらなる状況確認を行っています。
中国大使館によりますと、韓国側は既に中国大使館に対し、今回の事故を重視していることおよび哀悼の意を表明しています。韓国の首相は現場を視察し、中国大使館や死傷者の家族と適時連絡を取り、負傷者の救護に万全を期するよう指示しています。
韓国メディアの最新の情報によりますと、24日夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が火災現場を訪れて状況を視察し、現場で事故犠牲者や家族に哀悼の意を表すとともに、事故原因の徹底究明を求めました。(閣、坂下)
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