EU 中国の電気自動車(EV)への追加関税を発表 ドイツ専門家は「愚かな行為」

2024-06-23 17:14:52  CRI

 欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど、中国から輸入する電気自動車(EV)に暫定的な反補助金関税を課すと発表しました。この決定は、欧州の多くの専門家や自動車メーカーから反対されています。

 ドイツの著名な自動車評論家、フェルディナンド・ドゥデンホッファー氏は現地時間21日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに応じ、EUのやり方は非常に「愚か」であり、自国企業の保護に役立たないだけでなく、公平に競争する国際貿易環境を破壊していると述べました。

 ドゥデンホッファー氏は、「現在、世界は変化しており、新型自動車、電気自動車、スマート自動車などが必要とされている。これらの分野では中国の技術がリードしている。これが意味するのは、私たちは今、これまでとは異なる方法で協力しなければならないということだ」と述べ、さらに「もしヨーロッパが本当に気候変動と闘い、本当に『欧州グリーンディール』を実現し、CO2排出量実質ゼロを達成したいのであれば、電気自動車が必要であり、その導入を加速する必要がある」と訴えました。 

 さらに、「関税を課せば自由貿易を破壊することになる。そのような状況は避けなければならない。私たちにとって重要なのは、米国に追従することではなく、開放を維持することだ。経済開放こそが、ドイツが未来を勝ち取る唯一の道である」と強調しました。(閣、鳴海)

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