北京
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第26回上海国際映画祭「金爵奨」審査員による作品展に出品された日本映画『百円の恋』の上映会と舞台あいさつが16日夜、上海市内の「上海影城SHO」でおこなわれました。約1000人の映画ファンが駆け付けました。
『百円の恋』は武正晴監督がメガホンを取り、安藤サクラが主演を務める2014年の映画で、第88回アカデミー外国語映画賞の日本代表に選ばれた話題作です。当日の舞台あいさつには、この作品の脚本を執筆した足立紳さんが登壇しました。
舞台あいさつの様子
10年前の作品がなぜ今回の映画祭でこんなに注目を集めているのでしょうか。実は、今年、この作品のリメイク版が中国で制作され大ヒットを記録しました。
『百円の恋』の中国版リメイクは『熱辣滾燙(YOLO)』という作品。今年2月に旧正月映画として一般公開され、興行収入34億5000万元(約748億円)をたたき出して大ヒットを記録しました。2022年1月に日本公開も果たした『こんにちは、私のお母さん』の女性監督・賈玲(ジア・リン)が監督と主演を務めるもので、さえない人生を送っている女性がボクシングをきっかけに人生に波風を立てる様子が描かれています。賈玲の50キロ減量後の激やせ姿も大きな話題となりました。この中国版リメイクは『YOLO 百元の恋』という日本語題で7月5日に日本で一般公開されることも決定しました。
CMG記者の独占インタビューを受ける足立紳さん
今回の上海国際映画祭は6月14日から23日まで開催されています。(記者:ミン・イヒョウ、張強 校正:野谷)
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